加圧トレーニングを発明した佐藤義昭は様々な試行錯誤を経て、腕のつけ根と足のつけ根の2ヶ所に加圧のポイントを見つけました。ナゼこの部分が最適か?というと、もっとも太い動脈と静脈の両方を閉められ効率的に血流制限が出来るからです。しかし、加圧の効果は腕や足だけでなく、加圧をする事の出来ない腹筋や背筋のトレーニングの効果にも現れます。これは血流を制限することで大量に分泌される成長ホルモンや筋繊維を肥大させる因子の影響が体全体に及ぶためと考えられています。また、腕の加圧で上腕の肘屈筋(上腕二頭筋+上腕筋)を鍛えたところトレーニングしていない肘伸筋(上腕三頭筋)の筋力がアップしたという報告があります。これは、筋力アップの効果が転移するためと考えられています。加圧することによりトレーニングしていない部位にも効果が現れる、つまり通常のトレーニングより効率良く、シェイプアップや筋力アップが可能なのです。
加圧コラム ライター:犬飼 敏雄
スタジオ358代表 認定加圧トレーナー